タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
9-nine- そらいろ
そらうたそらのおと  
ぱれっと   5 時間前後  
                                       
シナリオ    グラフィック   音楽    キャラクター   総合点数    個人的評価  
B(21/30)    (16/20)   B+(15/20)   (24/30)   B+(76)     
 
初めに(前書き)

今回は 9-nine- そらいろそらうたそらのおと 単独の
レビューとなっています。9-nine はシリーズとして一応
4 作品と+αが発売されていますが、私は 1 作目である
9-nine- ここのつここのかここのいろ (以降前作と表記)を
クリアして次に 9-nine- そらいろそらうたそらのおと(以降
本作と表記)をクリアした段階で、今回のレビューを書いて
いますので次作以降をクリアした後に評価が変わる可能性が
あります。その点はご了承ください。また、前作のレビュー
でも書きましたが、当時プレイした人とは 温度感 が違います。
何故なら続編を待たずにプレイ出来るので、その辺りの感覚も
レビューの内容に反映されている可能性もあります。その事を
理解された上で問題ない人のみこの先を読んで頂けると幸い
です。

総評

本筋の物語のシナリオ以外は欠点のないゲームでしたね。後で
シナリオについては書きますが、前作と同様にレベルの高い
グラフィック。それにはやや劣るものの質の高い音楽。そして
前作以上に魅力的なヒロインの天と主人公の翔の関係性は十分
満足出来ました。その分それ以外のキャラクターの描写はやや
魅力に欠けますが、それでも十二分に評価出来ます。前作と
比較すればシナリオの評価は上がったと感じました。総合力で
見ても 良作 の範囲には入るゲームですね。もし気になる
所を挙げるとすれば良くも悪くも天はアクが強いキャラクター
なので人によっての好き嫌いは分かれる可能性がある事です。
まあ、そういう人は前作の天の言動を考えて買わない場合が
多いと思いますので大丈夫だとは思いますが。

あらすじとプレイについて

基本的に前作と同様ですね。簡単にまとめると 特に特色の
ない学園都市に通う主人公の翔は神社に祀られた「神器」が
破損した事がきっかけとなり異能に目覚めた少年少女達が
巻き起こす数奇な運命に巻き込まれていく…新たなる組織。
秘められた恋心を交えながらたどり着いた結末とは…(一部
公式サイトより抜粋)といった感じですね。
 
総プレイ時間は 5 時間前後ですね。ただ、前作よりも少し
短いかなと思います。これは前作での既読部分が本作では
少なくなっている事が理由です。後、選択肢は少なくなって
いますが前作以上に良く考えて下さい。あまり詳しく書くと
ネタバレ になるので難しいのですが、あえて言えば最初は
「受けいれる」のも大事ですよ。とだけ書いておきます。

シナリオ

前作と同様に共通ルートのような物はなくてずっとヒロインで
ある天の個別ルートを進めていくような形になります。ですが
前作と違うのは区切りとも言える重要な選択肢は前作よりも
かなり話が進んでからとなる所ですね。そしてその区切りからは
本格的に個別ルートに以降していく感じとなります。こちらは
これまでの出来事への決着や天や翔の内面の想いの描写が
メインとなっています。
 
前作のレビューでも書いた、何処に 比重 を置くか。本作でも
これが重要です。今回は公式サイトの「ストーリー」の文章
から借りた、白己津川で起こる怪奇事件。秘められた恋心。
謎の組織。今、アーティファクトの運命と運命と意思が交錯
する。この辺りの描写については 総合的に 見れば上手く描写
されていましたね。ただ、前作と同様に怪奇事件の犯人や
事件の真相といった部分を重視した場合はシナリオの評価は
そこまで高くはありません。それでも前作よりはキチンと
区切りをつけて終われたと感じました。もしこの部分だけで
評価すれば C+ 〜 B になります。一方で天と翔の互いの
想いや感情の変化といった部分は高く評価出来ます。分かり
やすく言えば「実妹シナリオ」としてなら B+
なるかなと思っています。まあ CV 沢澤砂羽さん という
部分に助けられている所もありますが「実妹」としての葛藤。
実兄だからこその考え。この辺りを本筋のアーティファクト
関連の事件と絡めながらシリアスの 程度 を上手く考えながら
描写してあの結末に持ち込んだ所は素直に良いと評価します。
シナリオの評価のまとめとしては、ヒロインである天の魅力を
本筋の怪奇事件やアーティファクトを取り入れてシナリオの
区切りでの選択肢もお話の流れに取り入れた上で作られた
シナリオでしたね。ですが本筋の事件関連か天の魅力か…
どちらの評価に 比重 を置くかでプレイする人の評価も変動
します。私は両者の平均値を考慮して今回の評価となりました。

グラフィック

前作と同様に立ち絵や一枚絵のクオリティは相変わらず高い
ですし、Hシーンでのアニメーションのクオリティーの質も
高いと思います。一枚絵に関しては多分一番最後に表示される
物が一番天らしさを表現していましたが、その一枚絵よりも
エンディングが流れる少し前の一枚絵が私は一番印象に残って
います。普段の天からはあまり感じられない…と言うと文句を
言われそうですがあえてこの言葉を送りましょう。あの天は
まさしく 女神 のような微笑みであったと。あれは普段との
ギャップ にやられました。

音楽

オープニング曲の ソラノキオク とエンディング曲である
ここにある空 はどちらも良い曲ですが、オープニング曲の
一番最初の 忘れてはいけないこと、忘れられないこと。の
意味を理解出来た時に改めて良い曲だと思いましたね。後は
前作のオープニング曲の piano version の BGM が本作でも
中々印象に残りましたね。天が決意した場面以外でも色々と
印象的なシーンで流れていましたね。新規の BGM だとやっぱり
the pea confliot が印象的ですね。翔の決意と意地を感じ
られる場面での使い方は良かったです。

キャラクター

ヒロインの天は最後に回して先にサブキャラクター達について
書いていきます。と言っても今回は少し春風先輩の描写が多い
だけで、前作のヒロインの都や希亜はそこまで出番は無かった
ですね。それ以外だと前作に登場しなかった新キャラクターも
いました。ただ彼らはあまり詳しく書くと ネタバレ になるので
難しいですが、本格的な描写は続編に回して今回はあくまでも
顔見せ程度な気がしています。ですがいくつか分かった事も
あるので、その辺りの事情も含めて続編でどのように魅力的に
描写されるのかは楽しみです。さて、次に主人公の翔ですが
本作ではヒロインの天が妹という事もあり兄として。そして
普段は全く認めてないですが、大切な妹として天を守るために
立ち向かう姿は良かったですね。まあ、その後の流れは少し
頭を捻りましたけど。そして最後に本作ヒロインの天について
です。前作のレビューでも書きましたけどCV 沢澤砂羽 さんの
力量もありますがウザさと可愛さの バランス は個人差はあると
思いますが上手だと私は思います。本作では天の秘められた
恋心が発覚する描写や天が兄の翔をどう思っているのかなどの
天の内面の描写を知れば知るほどにシナリオでも音楽でも
様々なシーンの内容がスッと染み込んでいきます。ですが
そんな重い感情だけでなく…いや、むしろ重いからこそ変に
から回ったり明後日の方向に話がいったりして笑っちゃうのも
彼女の魅力なのかも知れませんね。個人的に彼女の思いを
知ると次作以降の別ヒロインの攻略に影響が出そうな気も
しますが、天はきっと表には。少なくとも翔に分かるよう
にはその想いを出さないでしょうね。そう私は感じられた
ので余計に好きになりました。天に文句はなく翔にも大きな
文句は無かったのですが、それ以外のキャラクターの描写は
少し魅力に欠けたので、最終的な評価としてはこの辺りに
落ち着いた感じですね。

Hシーン

回想シーンに 3 つ 収録されています。ここも前作と同様
ですね。内容面も前作と同様にそこまで変わった物はない…と
言いたのですが、久しぶりに Hシーン で笑わせられました。
まあ、これは天だからこそですね。仮に都が同じ事をやったら
ガチで困惑しかしなかったと思います。ただ、アレは実用性と
言う観点で見れば需要があるのかは疑問ですけどね。

最後に一言

本当の黒幕は誰なのだろうか?


 
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